今週の「愛川欽也パックイン・ジャーナル」予定

http://asahi-newstar.com/program/packin/onair/071122-004722.html

福田式党首会談で国民は・・・ほか
 
<コメンテーター>
田岡俊次朝日ニュースターコメンテーター)
藤井裕久衆議院議員
二木啓孝(ジャーナリスト)
吉永みち子(作家)
横尾和博(社会評論家)
 
<テーマ>
(1)福田式党首会談で国民は
首相は22日朝、シンガポールでの東アジアサミットなどから帰国し、野党党首との会談に臨みます。会談では補給支援特措法案の扱いが焦点となります。政府・与党は当初、首相が訪米から帰国後の19日の参院審議入りをめざしていましたが、民主党イラク特措法廃止法案の審議を優先。さらに、守屋武昌前防衛次官の証人喚問で額賀財務相の宴席同席疑惑が飛び出し、審議入りのメドがついていません。
 
(2)額賀追い込み タネ切れか
元防衛官僚の太田述正(のぶまさ)氏が、仙台防衛施設局局長在任中の00年3月、内閣官房副長官だった額賀財務相側から、山形県内の建設会社を同局発注工事の指名に入れてほしいという口利きが同局にあった、と朝日新聞記者の取材に語りました。額賀氏側は全面的に否定していますが、民主党は20日、役員会を開き、額賀財務相をめぐる業者との癒着など一連の疑惑について、衆参の委員会や26日の参院本会議でさらに追及し、攻勢を強めることを確認しました。
 
(3)税調増税路線、選挙の後に
政府税制調査会は20日、税制改正の答申をまとめました。消費税を「社会保障財源の中核」と位置づけ、税率引き上げの必要性を3年ぶりに指摘。格差是正も掲げ、高所得者への課税や相続税の強化を盛りました。一方で各種所得控除の縮小もうたっており、安倍前首相のもと経済活性化を打ち出した前年の答申と異なり、増税色が強い内容となりました。増税の時期や水準は明記せず、抜本改革の先送りを事実上容認しています。
 
(4)ブッシュ北朝鮮発言 どれが本当
今週16日の日米首脳会談での北朝鮮問題をめぐる具体的なやりとりが明らかになりました。日本政府関係者によると、ブッシュ米大統領は「非核化はまだ十分とは言えない。申告や不拡散の問題があり、やることはまだある」と述べ、北朝鮮テロ支援国家指定解除の条件整備を求める考えを示しました。また日本や中国、東南アジア諸国連合ASEAN)など16カ国首脳が参加した東アジアサミットに出席した福田首相は、16日のブッシュ米大統領との初めての日米首脳会談で確認し合った「強固な日米同盟」を後ろ盾に、日中韓の首脳会議に参加、アジアでの日本の存在感を高め、地域内での積極的な外交に結びつけるという持論の「共鳴(シナジー)外交」の第一歩を踏みだしました。
 
(5)舛添 年金発言弱々しい
舛添厚生労働相は21日の記者会見で、社会保険庁のコンピューター上で名前のデータが欠落している年金記録524万件のうち、名前の特定が困難な記録が現時点で15%あることを明らかにしました。これまで「最後の一人まで給付につなげる」と繰り返してきましたが「(最終的に)何としても見つからない記録が数%出てくるかもしれない」と軌道修正しました。公約違反では、との指摘に対して舛添氏は「先の参院選でのスローガンで、意気込みを示したもの。神様がやってもできないことがある」と反論。「国民に報告し、理解を求めるしかない」と発言しました。

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