子どもが嗤う橋下府政?:その1

橋下徹知事が就任して、1週間ほど経ちましたが、いや〜、なんのこっちゃな話題を提供していますな。

メディア通じて刺激的な発信 橋下知事就任1週間
 新規事業はストップ。熱意のない者は去れ――。「テレビから生まれた」とも言われる橋下徹大阪府知事(38)が、メディアを通じて刺激的な発信を続けている。13日で就任から1週間がすぎた。テレビ局側は「素材として面白い」「空気が読める」と期待を込め、府職員や府議会側からは「メディアを利用した『抵抗勢力』づくりでは」と警戒の声が上がる。周囲への波紋をよそに、橋下知事側はテレビとの向き合い方をまだ測りかねているようだ。

(中略)
 
 当選翌日の1月28日の後、スタジオ出演したのは3番組4回だが、ニュース以外の情報番組でも連日、知事の映像と主張が紹介されている。
 
 テレビから見て橋下知事の特徴はどこにあるのか。「手法がテレビ的で、取り上げやすい」というのは、毎日放送の午後の情報番組「ちちんぷいぷい」の中西正之ディレクターだ。「わかりやすい、きつい言葉を使い、財政削減に反対する人たちを抵抗勢力のように見せるところが小泉純一郎元総理に似ており、テレビの素材として面白い。番組に都合のいい時間で切りやすい」と言う。
 
 橋下知事は3日、立候補前にレギュラー出演していた読売テレビたかじんのそこまで言って委員会」に出演した。
 
 番組の吉川秀和プロデューサーは橋下知事の魅力を「空気が読めて自分を笑いの対象にもできる。硬軟併せ持っているところ」と語る。
 
 そのうえで、「今後は『橋下さんが出ることイコール大阪の未来のビジョン』という形でキャラを引き出せれば」と話す。
 
 一方、橋下知事は8日にNHK大阪放送局の番組に出演した際、アナウンサーから「30分の遅刻」と言われたことに対し、対応が不適切だったとして「今後(NHKの)スタジオ収録に出演しない」と発言している。同局は「具体的に話し合いをする予定はまだないが、今後も必要があれば出演をお願いしたい」。
 (後略)
 (強調引用者)

http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200802130032.html

MBSちちんぷいぷい」の橋下知事ヨイショぶりはとくに目立つ。「小泉純一郎元総理に似ており、テレビの素材として面白い」のは、局側としてはアリガタイのだろうが、それでは小泉時代のように、メディア側がいいように「使われる」コトに関する反省がまったく感じられない。「ぷいぷい」だけが橋下邸前に毎朝カメラと山中真アナを出動させ、コメントをとっているのだが、14日の放送では、前日の「机上の空論」発言についての言い訳を独占で放送させている。ほとんど知事の第二広報室である。いいかげんこういう報道姿勢はやめたほうがいい。首相の「ぶらさがり会見」と同様だが、続けるなら、山中ではなく、もっとキッチリつっこみを入れられる者に替えるべきだろう(山中さんごめん)。
またこういうことも。
【橋下日記】(15日)「そこにこだわるのは数十人の府民ぐらい」 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 4時7分 情報番組「ムーブ!」に生出演するため、大阪市北区朝日放送へ。
 
 5時ごろ 番組のコメンテーターから「府債発行原則ゼロからの転換に納得できない」と指摘され、「そこにこだわっているのは府民の中でも数十人ぐらいで、あなたもその1人です。暫定予算を組んだことは府民に支持されている」と反論。さらに「なぜ私が大多数ではないと言えるのか」とコメンテーターに問われ、「私の政治感覚です」。

彼の「政治感覚」・・・
府民はちょろい」
ということですか?