ペルー沖大地震から

ペルーで発生したペルー沖地震から2ヶ月ほど経ちました。日本では報道が減っておりますが、次第に被害の全容が明らかになってきています。


ペルー地震の死者・不明者は913人 32万人が家失う
http://www.asahi.com/international/update/1003/TKY200710030276.html

 8月15日に起きたペルー地震で、ペルー国立統計庁の被災地調査で死者が595人、行方不明者が318人にのぼったことが分かった。震源に近く、町全体が壊滅したピスコで死者331人、不明者64人と被害が集中していた。

ペルー地震 援助を切実に必要とする被災地
国境なき医師団の報告

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http://www.asahi.com/international/shien/TKY200710040226.html

歌手シャキーラ、地震被災地などへの46億円の寄付を発表


一方でこういうことも

ペルーで横行する 

地震救援物資の横領

 死者500人超、負傷者1500人以上、家屋倒壊等の被災者は約8万という大惨事となったペルーの大地震。発生から2週間が過ぎた現在、地震被害よりもむしろ、救援物資の横領や役所による転売が問題になっている。

 地震発生直後、幹線道路は路面の陥没・隆起のため不通となった。だが地震発生2日目に被災地を取材した川又千加子・現地紙元記者によると、応急処置が完了しており、細々ながらも被災地への救援物資も届き始めていたという。

 だが、川又氏によると「役所の関係者が救援物資を横領し、それを転売していた」という。さらに、「地震後、物資や義捐金を募るNGOが多数現れましたが、彼らが実際に活動しているか検証できません。彼らのホームページの地震情報にしても、実際に見て書いているとは思えない内容なのです」と語る。

 物資の託送を頼まれたトラック業者による横領も発生し、「国や地方自治体などへ集まった物資も幹部が私物化しています。先日も市民擁護局の局員が逮捕されたばかりです。スペインの義勇消防隊も『ペルー空軍が救援物資を隠匿している』と告発しました。ガルシア大統領には当事者能力がありません。国家規模で災害対策が機能していないのです」

 こういった事情もあり、被災地、とくに小さな農漁村では物資が不足している。どさくさにまぎれ、物価も数倍〜10倍に跳ね上がっている。

 日本のマスコミは「小さな集落では、とくに物資不足」と、背景の説明抜きに報道する。報道に心打たれた国民が、義捐金を供出する行為は素晴らしい。だが、物資が絶対的に不足していると一概には言えないのだ。

 救援物資の“不足”は、ある意味でペルーの国内問題といえるだろう。緊急援助の時期が過ぎた現在、耐震建築の先進国でもある日本ができる援助の方法は、カネやモノばかりではあるまい。

(太田宏人・元「ペルー新報」編集長)

http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol668

国民が見えていない役人・閣僚はどこの国にもいるようです。
http://www.asahi.com/international/update/0825/TKY200708250060.html

ロイター通信などによると、レイ生産相が23日の記者会見で「売り物ではなく、大統領が各国に感謝を表すものだ」と瓶を掲げてみせた。ラベルには「7.9」と大書されていた。今回の地震の規模として当初伝えられたマグニチュードの数値だ(後に8.0に訂正)。500本か1000本を製造し、「連帯と援助に永遠の感謝をあらわします」との言葉を添えて贈る予定だった。

 だが、多くの死者を出した地震を思い出させる直接的な名称に、地元紙のサイトには「最悪の名前だ」「災難を地酒の知名度拡大に利用するな」といった声が多数寄せられた。生産相は翌24日に改めて会見し、「時宜を得ない結果となった」と、名前を変更する考えを明らかにした。

ペルー:地震援助で私腹を肥やす役人たち
http://www.news.janjan.jp/world/0710/0710083613/1.php


参考資料
「ラ・レプブリカ」紙のサイト
http://www.larepublica.com.pe/images/stories/multimedia/reportajes/terremoto/index.html
「インターナショナルプレス」のサイト検索
http://www.ipcdigital.com/resultado_busca.asp?descrIdioma=es&Tipo=1&txtBusca=terremoto
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