「はき違えた自由が不登校生む」町村文部科学相が発言 日本経済新聞 2001年2月3日(土)

 町村信孝文部科学相=写真=は二日、報道陣との懇談で、小中学生の不登校(登校拒否)について「戦後教育の欠陥だと思うが」とした上で「はき違えた個性の尊重、はき違えた自由が不登校を生んでいる」と発言した。
 町村文部科学相不登校対策について問われ「自己統制能力を軽んじて好き勝手にやらせてきた。学校に行かなくていいとか嫌いなことはやりたくないとか。(大人だと)会社は嫌でも行かないといけない」との認識を示した。その上で「はき違えた個性の尊重、はき違えた自由、子どもの権利とか言って好き(勝手)でいいということが不登校を生んでいる」と結論付けた。


あまりにも一面的な見方。たしかにフォロワーで「単に嫌」という人もいるかもしれないが、多くの場合はぎりぎりのところの判断なわけで。それをまた「戦後教育の欠陥」と短絡する。こういう場合の「義務教育」はこどものほうの「義務」になってしまう。学校におけるストレスをかければかけるほど子どもがよくなるわけではないと思いますよーもちろん全くないのはありえないとしても。